【語源100話(40)】しっぽや指を振るwagと旗や手を振るwave

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wagもwaveも動詞で「振る」という意味があるが、指を振るときはwag、手を振るときはwaveとなる。他にも、wagは動物がしっぽを振るとき、waveは旗を振るときに使われる。

語源はどちらも同じで、印欧古語のwegh-(動く)に由来する。ここから北欧で、ゆらゆらと気持ちよく揺れるvagga(ゆりかご)がwag、波間に漂い上下するvafra(浮くもの)がwaveとなっていった。

編み物をするときには、指や編み針が上下に行ったり来たりする。wagやwaveと同じ語源で、weave(編む)という言葉も生まれた。

ちなみに、weigh-(動く)はvehicle(車)、way(道)という言葉も生み出している。

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