YouTubeのコメント欄にこう書いてあった。
Try and stop me from subscribing.
これは褒めているのか、けなしているのだろうか。このtry and stop meは、一度意味を覚えておくと、日常的にもおどけて使える便利な表現になるに違いない。
try and stop meは、try stopping meと同じで、「私を止めてみろ」という慣用的表現に使われることがある。反語的な強調表現なので、真の意味は「(止められるものなら)私を止めてみろ、止めてください(いや、できまい=そのくらい意志が固い)」となる。
何から止められないかはfrom+動名詞で言える。上の例では、from subscribing、この場合、チャンネル登録だ。だから、冒頭のコメントの訳は「チャンネル登録しようとする私を止められるものなら止めてみてくれ。」といった感じになる。
意志の固さを表す、と書いたが、自分の意思ではどうしようもなく、もう勝手に体が動いてチャンネル登録ボタンを押そうとしてしまっている自分をどうにかしてくれ、というおどけたニュアンスも感じられる。
日本語でも、「嘘つけ!」と「嘘つくな!」が同じ意味になるように、try and stop me from 〜にdon’tをつけても同じ意味になる。つまり、Don’t try and stop me from subscribing.でも、「チャンネル登録する私を止めようとしないでくれ(いくら止められても登録すると決めたから)」という意味になる。
下はTwitterで見かけたtry and stop meのお手本ツイート。
I think I have decided that I want to eat lunch at 10am. Try and stop me.
「10時にランチを食べたいって決めたの。誰にも止められないわ」
I’ve decided、I’m going to、I willなどと相性がいい表現なので、会話を生き生きさせたいときに比較的使いやすい便利な表現である。
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