記事一覧
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【語源100話(30)】待てば海路のopportunity
opportunity(絶好の機会)やopportune(都合のいい)の中に、port(港)を見つけることができる。op-はob-が変化した接頭辞で、〜の方へ、とか、〜の前で、などという意味がある。つまり、opportu […]
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【語源100話(29)】水も漏らさぬstanchとstaunch
stanchとstaunchはuが入っているかいないかの違いで、どちらも同じような意味。語源も同じで、流れるものが止まる、という意味。基本どちらを使ってもいい(interchangeable)とされるが、stanchは動 […]
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【語源100話(28)】shutilとshell(殻), kernel(核)
Pythonの基本的なモジュールに、shutilがある。ファイルを移動したり、コピーしたりとファイル操作をしたいときに使う。shutilは、sh + utilに分解できる。shell + utilities の組み合わせ […]
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【語源100話(27)】スピン回転のYaw(ヨー)
Yaw(ヨー)は縦軸に対する回転を表すことが多い。バレエやフィギュアスケートでクルクル回る動きがyaw(ヨー)回転である。pitch(ピッチ)やroll(ロール)と比べると日常会話で聞く頻度が少なく、プログラミングを学ん […]
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【語源100話(26)】あいつはobsequiousなイやなやつ
obsequious(オブスィークィアス)は、「媚びへつらう」「追従的な」という意味。一見覚えにくいが、ob(オブ) + sequious(スィークィアス)に分ければ覚えやすくなる。 sequiorは「従う(follow […]
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【語源100話(25)】Cover the fire!を略してcurfew(戒厳令)
curfew(カーフュー)は、夜間外出禁止令、戒厳令という意味。夜間外出禁止の時間帯のことも意味し、子どもたちにとっては「門限」という意味に他ならない。curfewはこれまで内乱などのニュースで使われることが多かったが、 […]
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【語源100話(24)】wend(goの過去形wentの由来)
wendは「行く」「旅行する」の意味。we-という言葉にはもともと古印欧語で、「吹く」というニュアンスがある。さらにそこから「走り抜ける」というニュアンスが加わる。空気が走り抜ければwindだし、人が走り抜ければ、wen […]
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【語源100話(23)】get rid of ~と rid ~ of ~の違い
rid A of B は「BのないAにする」という意味。 get rid of A〜 「Aを取り除く」という熟語は有名。好ましくないものを取り除く意味があり、「解雇する」という意味でも使われる。冷淡なイメージがある言葉。 […]
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【語源100話(22)】中庭に集められたcohort
cohortとは、300-600人程度の歩兵隊、軍隊、仲間、同年代の集団。統計のコホート分析という言葉を聞いたことがあるかもしれない。 “co-” は “com-” と同じ […]
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【語源100話(21)】石鹸の木箱に乗る?(get on one’s soapbox)
Nieman Labのニュースを読んでいたところ、get on one’s soapbox という表現が出てきた。出典はこちら。 “I’m an irrepressible optimist,” said R […]