【語源100話(30)】待てば海路のopportunity

スポンサーリンク

opportunity(絶好の機会)やopportune(都合のいい)の中に、port(港)を見つけることができる。op-はob-が変化した接頭辞で、〜の方へ、とか、〜の前で、などという意味がある。つまり、opportunityは、op-port-unityと分けられ、「船が港に入るのに都合の良い風が吹いている」というのが原義である。文字通り、「待てば海路の日和あり」ということわざを一つの単語で表したのがこのopportunityなのだ。

もう一つの「機会」をあらわす有名な単語にchanceがある。こちらのもともとの意味はcadere(落ちる)で、棚から落ちてくるぼた餅やサイコロのイメージ。opportunityには風向きが入港に好都合という根拠があるのに対して、chanceは全くの偶然、文字通り棚ぼた的な機会というニュアンスの違いがある。cadereはkad-という接頭辞となり、accident(事故)、incident(事案)、occasion(機会)などの単語も作る。

生きたopportunityの文例をSHATTA WALE氏のTwitter(@shattawalegh)から。

I had the opportunity to interact and share ideas with some young music producers over the weekend.

これはすぐに使えて、応用もいろいろできそう。

ちなみに、opportunityに隠れているportはもともとfar-(遠く離れた)という意味が由来である。詳しくは「farからimportantの旅」へ。

ーー

(2026年1月12日追記)ここで、申し訳ありませんが、宣伝させてください。Kindleで「簡単な英語だけでもう沈黙しない システム化したシンプル英会話 英検1級二次試験編」 という電子書籍を出版しました。特に私のような英語に苦労しながらも英語が好きで、日本にいながらでも自分の言いたいことをちゃんと英語で伝えるようになりたいという方に向けて書いた本です。もう皆さんはペラペラに話せるだけの語彙力は十分にあるはずです。「シンプルでシステム化した英語」という思考整理法から始めて、少しずつ難しい言い回しに置き換えていけばいいと思います。これはまさに英検1級の二次試験対策になります。ぜひお読みいただければ幸いです。Unlimitedなら無料でお読みいただけます。順序が逆になりましたが、長年研究してきた、そもそもの「シンプルにシステム化した英語」の本も執筆中です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました