「主」はローソクの象形、漢字語源の魅力

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私用で荻窪に行く用があったので、少し足を伸ばして三鷹の国立天文台を見学して来た。

目的は日本最大の65cm屈折望遠鏡。80年前に作られもう引退しているが、雄姿は健在だった。
赤道儀だけで6トンもあるとか。すごい迫力。写真に入りきらない。

環八は大渋滞。休憩のため車を止め、「部首のはなし2」(中公新書)を読む。

これは面白かった。
「串」という漢字が肉を串に刺したバーベキューそのまんまの象形文字だとか、今までも知っていたつもりだけど、改めて考えてみると「漢字ってやっぱ面白い」みたいなネタがたくさん載ってる。
ちょっと抜粋すると、

「主」→もともとローソクの灯を表した。転じて、祭祀の火の管理を任されるような中心人物(ぬし、あるじ)の意味。

「法」→昔は裁判で有罪になった人を川に流していた。だから法律の法は「水(さんずい)に去る」と書く。

「利」→右側のつくりは「りっとう」といい、刀を表す。ようは穀物(のぎへん)を刃物で収穫するという意味で、転じて「利益」「儲け」という意味になる。

まあ、こんな話がほんとに満載。
いや~、漢字の世界は奥深いわ。

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