インドで400万人が市民権を失う恐れがあるそうだ。インド政府は2015年から国民の戸籍NRC(National Resistar of Citizens)の更新作業に着手していて(the government began updating it in 2015)、これが特にアッサム地方の社会的(民族的)分断を浮き彫りにしている(it has brought to the fore some of Assame’s social divide)という記事。
バングラデシュ独立戦争があった1971年以前からインドに住んでいたことを証明できない場合、新たな戸籍リストに載らず、難民になってしまうという。暫定リストから漏れた人々(who were excluded from a draft list of citizens)は、ぼろぼろになった土地の権利書(tattered land deed)や出生証明書などあらゆる書類をかき集め、役所に行列を作っているようだ。
今回の更新には、イスラム教徒かヒンズー教徒かを問わず、ベンガル語を話す人々(Bengali speakers, both Hindus and Muslims)を排斥する狙いがあると言われている。ミャンマーにおけるロヒンギャ問題のように(like the Rohingya in Myanmar)、現在急速に世界中に広がる民族主義的な動きの一つといえる。従って政府の審査も恣意的で、一度国籍が認められても不合理な理由で取り消されるケースも少なくないとか。
裁判所に一旦インド国籍を認められながらも、書類の信憑性を疑われてNRCリストから外されたAinul Hoque氏(40)の言葉が印象的だった。米農家のHoque氏は川の氾濫で何度も家を追われたことには寛大だが、NRCを巡る恣意的な政府の対応にやり切れなさを隠さないでいる。その憤りの言葉がこちら。
“I accept nature’s fury and God’s wrath, but I don’t know what to do when my own country wants to throw me out.”
いつの時代もどこの国も、人を怒らせるのは自然災害ではなく人災なのだ。
Rohini Mohan氏の記事。
メモ。citizenship drive(公民権運動)、bring something to the fore(前面に出す、浮き彫りにする)、render millions people stateless(何百万の人々を難民にする)、the stakes are highest(限りなく危険な賭けだ)、to root out “infiltrators”(”侵入者”を根絶やしにする)
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