災害や事故のニュースに一言添えたい「明日は我が身」の英語表現

Pocket

「明日は我が身」という表現は、共感を表現できる便利な表現だ。時事問題について話すときに、「明日は我が身だと思いました。」と言えば、なんとなく深く考え、遺憾の意を示しているような雰囲気を出せるので、面接官も感心すること必至だ。この言葉を英語でどう表現するかについて見ていこう。

「明日は我が身」に対応する英語としては、「It could happen to me」と「What goes around comes around」がある。前者は直接的に「自分にも起こり得る」という意味で、後者は「因果応報」を意味する。

まず、「It could happen to me」について詳しく見てみよう。このフレーズは「それは私にも起こり得る」という意味で、日本語の「明日は我が身」に相当する。例えば、Seeing my friend’s car accident reminded me that it could happen to me.(友人の車の事故を見て、明日は我が身だと感じた)のように使う。なので英検の面接などで「そのニュースを見て、明日は我が身だと思いました」と言いたいときには、Seeing that news, I thought it could happen to me. と言えばよい。この表現は簡単な英語しか使ってないのに、なんとなくどんな複雑な時事問題についてもそれなりに考えている感じを伝えることができる(たとえ大したことを考えていなくても!)。

また、他にも使えるイディオムとして「What goes around comes around」がある。これは「因果応報」や「自業自得」を意味し、「明日は我が身」の意味を含む場合がある。この表現は、行った行為がいつか自分に返ってくるというニュアンスを持つ。例えば、”He treated everyone badly, but now he’s getting the same treatment. What goes around comes around.”(彼はみんなにひどい扱いをしたが、今では自分が同じように扱われている。因果応報だ)のように使える。

次に、同じような意味を持つ英単語やフレーズをいくつか紹介しよう。「In the same boat」は「同じ状況にいる」という意味で、共感や同情を示す際に使える。このフレーズは「私たちは同じ船に乗っている」というニュアンスを持ち、「明日は我が身」と似た意味を持つ場合がある。例えば、”We are all in the same boat when it comes to facing economic challenges.”(経済的な挑戦に直面する時、私たちは皆同じ船に乗っている)のように使う。

また、It could be me next.(次は自分かもしれない)、It might be my turn next.(次は自分の番かもしれない)も「明日は我が身」という意味で使える。覚えておいて損はないだろう。もっと簡単に考えて、It can happen to anyone.(それは誰にでも起こりうる)と言ってもいい。

ここで、「明日は我が身」の包摂関係を整理してみよう。

  • 上位概念: It can happen to anyone.(それは誰にでも起こりうる)
  • 中位概念: It could be me next. / It might be my turn next.(次は自分かもしれない。/ 次は自分の番かもしれない。)
    • 下位概念: It could happen to me(明日は我が身)
    • 下位概念: What goes around comes around(因果応報)

このように、言葉の意味や使い方を学ぶことで、より豊かな英語表現が可能になる。「明日は我が身」という言葉も、上手に使いこなせば、時事問題に対する英語のバリエーションが増えることだろう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です