東京ディズニーランドをつくった男たち

Pocket

ちょうど上海、香港のディズニーランドの苦境の話が出ているので、「東京ディズニーランドをつくった男たち」(ぶんか社、野口恒・著)を読む。実は、何度も読んでいる。TDR好きな私的には永久保存版な一冊 ( I want to cherish it forever.)。

昭和35年、浦安の土地買収と埋立を請け負う(engage in land purchases and land reclamation)オリエンタルランド(OLC)社が京成電鉄本社内に設立される。社員3人の船出。

漁業補償(fishery compensation)や買収工作(scheme of bribing)に骨を折りつつ(trying hard)、逮捕者まで出して115万坪もの土地取得(land acquisition)を実現。ディズニー本社との息詰まる交渉を経て、昭和58年にようやく開園するまでの壮大な人間ドラマ。

ディズニー本社との契約をめぐる三井不動産と三菱地所の争いも面白い。もし三菱地所が契約していたら、今頃ディズニーランドは富士山の裾野にあったというのは興味深い逸話(an intriguing anecdote)。
富士山対浦安の誘致合戦(keen competition for the contract)の舞台裏も克明に描かれている。(details behind-the-scene stories)

大の大人たちがディズニーの魔法の世界に魅せられ、人生を賭けて一大プロジェクトを実現するドキュメンタリーは爽快さすら覚える。

「ディズニーランドは永遠に完成しない」(ウォルト・ディズニー)が金言。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です