【超初心者向けAI解説】ChatGPT(GPT-3)を使い、英語学習に生かす方法(7) ニュアンスの違いを聞く

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英語のちょっとした疑問を解決するには、Googleで検索したり、HiNativeなどのアプリで聞いてみたりするわけですが、ChatGPTに直接聞いてみることもできる。これこそ、「これからのインターネット検索の在り方を変えるのではないか」と騒がれているAIの使い方だ。

例えば、cope withとdeal withのニュアンスの違いを調べたい場合、これまでなら「”cope with” “deal with” 違い」などと検索し、表示されるページをいくつも読みながら自分なりに正解を見つけていくというのが定石だった。今後、ChatGPTのようなAIを使った「AI検索」が普及すると、こうした検索に変わって、次のようなプロセスが定番になっていくことが予想される。

【指示文】cope withとdeal withとどう違う?

【ChatGPT】「cope with」と「deal with」は同義語ではありませんが、似たような意味を持つフレーズです。
「cope with」は「~に対処する」や「~を乗り越える」という意味で使われます。「cope with」は困難やストレスなどに対しての耐え応える意味を含んでいます。
「deal with」は「~を処理する」や「~に対処する」という意味で使われます。「deal with」は問題や課題などに対する解決する意味を含んでいます。
つまり、「cope with」は困難な状況に対する対処を意味し、「deal with」は問題や課題に対する解決を意味するという違いがあります。

正確性はひとまずおいておくとして、こうしたやり取りで検索できるようになれば、自分でページを複数巡って正解を探し出すプロセスが不要になる。いうなればネイティブスピーカーが常に自分の傍らにして、なんでも教えてくれるイメージ。昔から、英会話の上達には英語ネイティブのパートナーを作るといいとは言われてきたが、AIがまさにパートナーになってくれる。

では次にもう一つ、take care of と deal withのニュアンスの違いを聞いてみよう。

【指示文】take care of とdeal withはどう違う?

【ChatGPT】「take care of」と「deal with」は似たような意味を持つフレーズですが、少し異なるニュアンスがあります。
「take care of」は「~を世話する」や「~を面倒を見る」という意味で使われます。「take care of」は親切や気遣いを意味するフレーズで、物事に対して丁寧な対応を示すことを指します。
「deal with」は「~を処理する」や「~に対処する」という意味で使われます。「deal with」は問題や課題などに対する解決する意味を含んでいます。「deal with」は対処する意味が強いフレーズです。
つまり、「take care of」は世話をする意味が強く、「deal with」は対処する意味が強いという違いがあります。

英語ネイティブの環境で開発されただけあって、さすがに英語に関する説明は信用できるレベルといえる。もちろん、ChatAIをはじめ現在の対話型AIのレベルは、虚実ないまぜ、時折とんでもない嘘を言うこともあるが、こと英語学習への活用に関しては実用レベルにあるといっていい。

ただ、やはり全面的に信用するのではなく、あくまで補助的な活用にとどめるのが望ましいとは思う。それでも、友達のネイティブスピーカーだって、誤ったアドバイスをすることもあるわけで、近くにどうしてもネイティブスピーカーがいない、ネイティブスピーカーとの付き合いが全くない、という方にとっては、ChatGPTは大いに頼れる英語学習のパートナーになりうる。

前置詞のニュアンスも聞いてみた。こうして比較的簡単なことを聞いてみて、自分なりにAIの回答の信ぴょう性を確認していくのがいいだろう。どうでしょう。結構信用できると思いませんか。

【指示文】onとaboveの違いは?

【ChatGPT】「on」と「above」は、位置や高さを表す前置詞ですが、少し異なるニュアンスがあります。
「on」は、物が他の物の上に置かれているという状態を表します。「on」は物が他の物に接触しているという意味を含みます。例えば「a book on the table」という文は、机の上に本が置かれているということを表します。
「above」は、物が他の物より高い位置にあるということを表します。「above」は物が他の物とは別の場所にあるという意味を含みます。例えば「a bird flying above the clouds」という文は、雲の上を飛んでいる鳥を表します。
このように「on」は物が他の物に接触していることを、「above」は物が他の物より高い位置にあることを表します。これらの単語を使い分けることで、文章の意味をより明確にすることができます。

ついでに、かねて疑問だったことも聞いてみた。あまりに身近すぎて、いつか調べようと思っていて忘れていた疑問。いわれてみれば、そもそもinとatが違うんだということに気づかされ、目からうろこだった。

【指示文】in the morningにはtheが付くのに、なぜat nightではtheが付かない?

【ChatGPT】「in the morning」と「at night」は、時間を表す表現です。「the」が付くか付かないかの違いは、慣用句に基づいています。
「in the morning」は、一般的に使われる慣用句であり、「朝」を表します。このような慣用句には「the」が付くことが多いです。
「at night」は、慣用句ではありますが、「the」が付くことはあまりありません。「at」は時間を表す前置詞であり、「night」は「夜」を表す名詞です。このような表現に「the」が付かないのは、「the」が付くと特定の日の夜を表してしまい、通常の「夜」を表す意味がなくなるためです。
このように、「in the morning」と「at night」は慣用句に基づいて「the」が付くか付かないかが決まっています。英語の慣用句は、時間や場所を表す表現などにおいて重要な役割を果たします。慣用句を理解し、正確に使い分けることで、自分の意図を明確に伝えることができます。

最新のAIとふれあいながら、英語を楽しく学ぶ。これなら、大人だけでなく、子どもたちの学習に取り入れてもいいのではないだろうかと思います。

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