【超初心者向けAI解説】ChatGPT(GPT-3)を使い、英語学習に生かす方法(4) 表計算ソフトの関数を書いてもらう

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ChatGPTを英語学習に生かすための予備知識を紹介しています。

最近はAIで簡単なプログラミングもできてしまうと世の中のプログラマーを震撼させているが、プログラマー以外の方はピンとこないかもしれない。でもそのすごさを疑似体験することはできる。EXCELやスプレッドシートの関数の使い方を教えてくれるのであれば、プログラミングもできそうだと納得できるのでは。

では、これまでのようにChatGPTにログインして試してみよう。

まず、スプレッドシートで次のような表を作ってみる。リンゴやミカンなどの商品名がA列に並び、B列にはその単価が並ぶ単純な表だ。

ここで、B7に買いたいものの名前を指定すると、自動的にD7のセルにその単価が検索されて表示されるようにしたいとする。このやり方をChatGPTに聞いてみようというわけである。では、早速聞いてみる。

指示文:A2からA5に商品の名前が並んでいます。B2からB5にそれぞれの単価が並んでいます。B7に買いたい商品の名前を入れると、その商品の単価がD7に表示される関数を書いてください。

聞き方はこんな感じでいいだろう。関数を一から調べることを思えば相当簡単だ。

ChatGPTの回答は次の通り。

ChatGPT:Excelであれば、VLOOKUP関数を使用することで実現できます。
D7に以下のように入力してください:
=VLOOKUP(B7,A2:B5,2,FALSE)
これで、A2からA5に並んでいる商品名と、B2からB5に並んでいる単価を参照し、B7に入力された商品名に対応する単価をD7に表示することができます

エクセルではなくスプレッドシートでも同じなので、ChatGPTが教えてくれた関数の部分「=VLOOKUP(B7,A2:B5,2,FALSE)」を指示通りD7にコピペする。

今はまだB7のセルに「買いたいもの」を入力していないので、D7のセルにはエラーが出ている。B7のセルに「バナナ」と入れてみる。

どうだろうか。望み通りの関数が入力できた。かなり初歩的とはいえ、これこそプログラミングの第一歩といえる。

では、さらに複雑なものを作ってみよう。B8のセルに個数を入れると、D7にはそれを掛けた合計の価格が表示されるようにしたい。

ChatGPTにこう聞いてみよう。重ねて強調するが、こうしてどんどん作り込んでいけるのが会話型AIの真骨頂だ。

指示文:B8に入れた数字を商品の単価と掛けた数をD7に表示するようにしてください。

回答は次の通り。

ChatGPT:Excelであれば、D7に以下のように入力してください: =VLOOKUP(B7,A2:B5,2,FALSE)*B8
これで、B7に入力された商品名に対応する単価を参照し、B8に入力された数字を掛けて、D7に結果を表示することができます。

これを言われた通りコピペし、試しに個数に3を入力すると、次のようになる。

バナナの580円という単価をVlookupで検索し、それに個数の3をかけて合計価格の1740を出すという一連の処理がChatGPTの指示だけでできてしまった。

いかがだろうか。AIがついにプログラマーをも脅かし始めたといわれることが、身近な表計算ソフトの関数の事例を通してお分かりになったのではないだろうか。

おそろしや、最近のAI。しかし、これでもまだまだ序の口。今年は本当にAIによってあらゆることが覆される年になるかもしれない。

次回以降もまだまだChatGPTのいろいろな使い方について紹介していきます。

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