カテゴリー: 語源100話の記事一覧
-
【語源100話(13)】povidone iodine (ポビドンヨード)
povidone iodine(ポビドンヨード)がにわかに脚光を浴びている。 ポピドンヨードとか、ボビドンヨードとか、間違った言い方がいろいろあるが、語源を知れば間違えることは少なくなるだろう。 povidone(ポビド […]
-
【語源100話(12)】現場感あふれるin the trenches
in the trenchesは「現場の第一線にいる」という意味。 trenchは溝、塹壕。in the trenchesは、文字通り戦場の塹壕の中にいるということで、最前線を意味する。 All of them in t […]
-
【語源100話(11)】心にまぐわを引かれるharrowing
海外ニュースを見聞きしていると、harrowingという言葉がよく出てくる。「ヘロイン」みたいな発音なので、英語の勉強を本格的にし始めた直後は、麻薬のヘロインとか、あのお祭り騒ぎのハロウィーンとよく間違えて、意味が全く取 […]
-
【語源100話(10)】profuse
profuseは「豊富な」「大量の」。 profusionと名詞を使ってa profusion of 〜で「大量の〜」。in profusionで「大量にある」という意味になる。 -gheu というto pour, to […]
-
【語源100話(9)】刺すようなparch
parchは「太陽や熱気が何かを乾かす」という意味。 英英辞典で調べるとdry throughlyなので、カラカラに乾かすイメージ。parching hotで、「焼けつくような暑さ」。 ちなみに日本のような「うだるような […]
-
【語源100話(8)】カロリー(熱量)がないnonchalant
nonchalant(無関心な、冷淡な、平然とした)はnon-chalantで、「熱がない」が原義。 chalantはcalere(be hot)に由来。 kele-はwarmの意味で、cal-に変化してcalorie( […]
-
【語源100話(7)】見捨てられたderelict
derelict(見捨てられた、荒廃した)の語源はとりわけ面白い。発音はデレリクト。 de+re+lictに分解できる。deはentirely(全く)、reはback(戻す)、lictはleave(去る、そのままにする) […]
-
【語源100話(6)】盛りまくりのpompous
pompousの意味は「尊大な」「大げさな」「気取った」。 原義は「送る」。たしかにpomp(ポンプ)は空気を送って大きくするものだ。 そこから、「物事を大きく見せる」という意味合いが生じ、尊大な、大げさな、気取ったとい […]
-
【語源100話(5)】spruceとおしゃれなプロシア
spruce(スプルース)は「こぎれいな」「洒落た」「身なりの整った」という意味。 Prussia(プロシア)の革ジャーキン(ベスト)が洒落ていたことに由来するという。 動詞のspruce upで、「身なりを整える」とな […]
-
【語源100話(4)】incinerateとシンデレラ
incinerateは、「焼却する」「火葬する」という意味。 in(en)+ciner+rate と分けることができる。 このうち、cinerは灰。つまり、灰にする→焼却する、火葬する、という意味になる。 Cindere […]