カテゴリー: 語源100話の記事一覧
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【語源100話(20)】足の先をvamp up
vamp upは「即興で演奏する」という意味だが、vampは「靴先の当て革」のこと。 つまり、靴の先が削れてしまった時、靴の先に当て革をつける→急場を繕う→即興で演奏する、という意味になった。 ストッキングの指先は少し厚 […]
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【語源100話(19)】生きるか死ぬかのpotshot
potshot は最近、”partisan potshots”という言葉でニュースに登場しているのを見た。 原義は、「potに入れるためのshot」であり、「食べるための射撃」という意味合いを持る。つまり、腕前を試したり […]
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【語源100話(18)】わだちにはまってマンネリ化(in a rut)
rutは「わだち」だが、route道路と同語源。 印欧祖語の接頭辞runp- (to break)、「折る」「壊す」がもともとの意味で、ruptureも仲間。つまり、茂みや森を割ってできた道のことを指した。 in a r […]
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【語源100話(17)】牢屋に戻すreprieve
reprieveは「死刑の猶予」「刑の執行を猶予する」こと。 「刑の執行を猶予する」というと、なんとなく「許される、釈放される」ようなイメージを持つかもしれないが、実際は逆に「牢屋に戻される」ことを意味する。死刑囚が刑の […]
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【語源100話(16)】チャウチャウのchow
chowはチャウと発音し、「food, meal(食べ物)」の意味となる。 もともとはpigeon Englishで、カリフォルニアで使われ始めた中国語由来の単語だった。 vocabraly.comには、こんな例文が載っ […]
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【語源100話(15)】うまく運ぶfare better
fare better は「うまくやる」という意味。fareというと「運賃」という意味が真っ先に思い浮かび、どうしてfare better で「うまくやる」という意味になるのか直感で理解しづらいかもしれない。 fareは […]
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【語源100話(14)】lustyとrustyの違い
lustyは「力強い」「元気がある」。 一方、rustyは「錆びた」とまるで反対の意味となる。 lustyはlas-という接頭辞に由来。to be eager, wanton(理不尽な), unruly(手に負えない)の […]
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【語源100話(13)】povidone iodine (ポビドンヨード)
povidone iodine(ポビドンヨード)がにわかに脚光を浴びている。 ポピドンヨードとか、ボビドンヨードとか、間違った言い方がいろいろあるが、語源を知れば間違えることは少なくなるだろう。 povidone(ポビド […]
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【語源100話(12)】現場感あふれるin the trenches
in the trenchesは「現場の第一線にいる」という意味。 trenchは溝、塹壕。in the trenchesは、文字通り戦場の塹壕の中にいるということで、最前線を意味する。 All of them in t […]
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【語源100話(11)】心にまぐわを引かれるharrowing
海外ニュースを見聞きしていると、harrowingという言葉がよく出てくる。「ヘロイン」みたいな発音なので、英語の勉強を本格的にし始めた直後は、麻薬のヘロインとか、あのお祭り騒ぎのハロウィーンとよく間違えて、意味が全く取 […]