カテゴリー: 語源100話の記事一覧
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【語源100話(82)】スーッと動く「scoot(スクート)」
「scoot」は数年前の英検1級に出題された。scoot over (ちょっと詰める、ずれる)という意味の文章の穴埋めで登場した。覚えている方もいるかもしれない。映画館や公共交通機関で席をずれてほしいときに、Could […]
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【語源100話(81)】しつこいくらいに調べ続けて完成する「treatise(トリーティス)」とは
「treatise(トゥリーティス、論文)」という単語は、個人的な感覚だが、なんだか覚えにくい。論文といえばpaperやthesis、essayという単語が浮かぶし、逆にpaper、thesis、essayという単語を見 […]
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【語源100話(80)】提唱された糖尿病の新たな呼称「diabates(ダイアベティス)」の語源とは
日本糖尿病協会などが2023年9月22日、糖尿病の新たな呼称を「ダイアベティス」とすると発表した。英語名のdiabetesをそのままカタカナにしたようだが、普及するかどうか。糖尿病という今の名前よりはイメージはよくなるか […]
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【語源100話(79)】smile(笑顔)とmiracle(奇跡)の関係性
「Smile(笑顔)」と「Miracle(奇跡)」という二つの言葉は一見、直接の関連性はないように思えるが、実は語源をさかのぼると同じ根っこに行き着く。 まず、「Smile」は「笑顔を浮かべる」を意味する語根「*smi- […]
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【語源100話(78)】ChatGPTで注目。chatの語源とは
ChatGPT(チャットGPT)は対話型AI(Artificial Intelligence)と言われるが、chatが「対話型」の部分の訳になっている。chatはchatterの略。online etymology di […]
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【語源100話(77)】内臓(organs)の語源
内臓は英語で、organ(内臓、器官)。発音は、オーグンという感じ。楽器のオルガンもあるが、関係はあるのか。実は、楽器のオルガンのほうが先というから驚きだ。楽器のオルガンの語源は、「道具」「何かをしたいときに使うもの」と […]
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【語源100話(76)】必要なものを律儀に測るしっかり者のmodule(モジュール)
module(モジュール)は語源の中でもとりわけ仲間が”広がる”単語である。接頭辞のmodは「測定、規格、しっかり測ること」を表す。modが入った単語は、そういわれてみれば、しっかり決められた形になっているもの・ことにつ […]
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【語源100話(75)】徹底的に打ちのめしてレイムダックを作り出すlambaste
lambaste(ランベイスト)は「非難する」「こき下ろす」という意味。 lam+basteに分解できるが、lamもbasteもどちらも「打つ」という意味がある。打つという意味の言葉を重ねることで、徹底的に批判するという […]
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【語源100話(74)】分かったような分からないようなアンビエントオクルージョン(ambient occlusion)
occlusion(オクルージョン、発音はアクルージャンという感じのほうが近い)は、CG用語のambient occlusion(アンビエント・オクルージョン)で聞く機会がほとんどではないだろうか。初心者にとってアンビエ […]
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【語源100話(73)】10人に1人を間引く刑罰に由来するデシメート(decimate, decimation)
decimation(デサメイション)は名詞で「壊滅」「撲滅」という意味。動詞はdecimate(デサメイト)で「壊滅させる」「撲滅させる」「多くの人を殺す」。「間引く」という意味もある。 deci(10の)はdecil […]