なかなかTIME自体をじっくり読む時間がない日々が続いている。が、そんなもんでいいんだ。読まなきゃいけないとか、そういう強迫観念が英語に関しては一番悪い。読めない時もあるさ、という割り切りが一番(汗)
今日は投稿欄にあった教科書的な美文を引用(書いてある趣旨も素晴らしい)。
引用元はTIME October 29, 2018、その中のConversation(投稿欄)。
Oct. 8の特集「Pulling equal weight」に対するアメリカの方のご意見の引用となる。
In one of your pictures, the T-shirts worn by a member of the feminist group StreetGaris presents a jarring contradiction to the notion of equality: THE FUTURE IS FEMALE.
【拙訳】写真にあった女性団体のメンバーのTシャツ、平等の精神にえらい反してましたやん。THE FUTURE IS FEMALEってやつ。
I would have been much more encouraged had the shirt read something like THE FUTURE IS EVERYONE.
【拙訳】これがTHE FUTURE IS EVERYONEとかだったら、もっとよかったんだけど。
ちょっと軽めに訳した。で、2文目に注目。I would have been(自分なら〜だったのに)をみて、あ、これは仮定法だなっとビビっとくる。
仮定法を見つけたら、とりあえず近くでif を探すのだが、見つからない時は、完全に省略されているか、倒置されて省略されているか、どちらかだと予想する。この文の場合は、すぐ近くにhadがあった。つまり、(if)the shirt had read something like THE FUTURE IS EVERYONE.という文からifを省略し、そのかわりhadを頭に持ってきた(倒置した)わけだ。
それにしても、投稿者の鋭さというか、厳しい目はさすがTIMEの読者という感じがする。投稿者は記事の趣旨に賛同しているようだが、諸手を挙げて賛同するのではなく、こうした自分の意見もきっちり言えることがグローバルスタンダードであり、おとなしい日本人も見習うべきところかもしれないと、個人的に感銘を受けた。